1位はシマノのセフィア クリンチ フラッシュブースト 3.5号。沈下速度3.7秒/m のノーマルで、本体価格まで公式に読めたノーマルはこれだけです。2本目はシャロー、3本目は2026年10月上旬発売のエギ王 K ディープを足します。
ギアオタクの本命
エギの沈む速さは、重さではほとんど決まらない。シマノのクリンチはノーマルとシャローの差が0.5gなのに、沈む速さは3.7秒と6秒で1.6倍違う。
効いているのはシンカーの形と付け方なので、私は重さの数字ではなく、沈下速度の数字でエギを買い足します。
この記事の要点
- クリンチはノーマルとシャローで0.5g差、沈む速さは1.6倍
- 水深5mの底まで、ディープ10秒・シャロー30秒
- エギ王 K ディープ3.5号は2026年10月上旬発売
0.5gの差で、沈む速さが1.6倍違う
シマノのクリンチ 3.5号は、ノーマルが19gで3.7秒/m、シャローが18.5gで6秒/m。重さの差は0.5gしかありません。
意外です。それでも1mを沈む時間は2.3秒違います。同じ3.5号を選ぶとき、重さの数字はあてになりません。
ヤマシタのエギ王 K も同じでした。ベーシックが22gで約3秒/m、シャローが20gで約6秒/m、スーパーシャローが19.5gで約8秒/m。2.5g軽くなっただけで、沈む時間は2.7倍に延びます。
私はこう選びました
最初に見たのは沈下速度です。シマノの記事でエギングのエキスパート、湯川マサタカさんが、ノーマルを基準に投げ、底に着く速さでシャローかディープへ替えると話していたので、その順に買う前提で並べました。
迷ったのは、ノーマル3本の順番です。値段まで公式に読めたのはクリンチだけ。決め手はそこです。この順位は、楽天で買える現行モデルの中で、公式の数字を見て私が付けました。
シマノ セフィア クリンチ フラッシュブースト 3.5号
楽天市場で見るエギ3.5号の選び方は、沈下速度で3本
1本では足りません。私は3.5号を、沈む速さの違う3本で揃えます。
- 1本目はノーマル。3〜3.7秒/m の帯で、場所が分からない日の基準にします
- 2本目はシャロー。6秒/m 前後で、底に着くのが早すぎる浅場や、ゆっくり見せたい日に
- 3本目はディープ。2秒/m 前後で、なかなか底が取れない深場や流れの速い日に
エギ3.5号5本の早見表
表は横に動かせます →
| 順位・モデル | タイプ | 重さ | 沈下速度 | 本体価格 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 シマノ セフィア クリンチ フラッシュブースト | ノーマル | 19g | 3.7秒/m | 1,130円 |
| 2位 ヤマシタ エギ王 K | ベーシック | 22g | 約3秒/m | 記載なし |
| 3位 デュエル イージーQ ダートマスター | ノーマル | 19g | 約3.2秒/m | オープン価格 |
| 4位 シマノ セフィア クリンチ シャロー フラッシュブースト | シャロー | 18.5g | 6秒/m | 1,500円 |
| 5位 ヤマシタ エギ王 K ディープ | ディープ | 25g | 約2.0秒/m | 記載なし |
底に着くまでの秒数と、1gあたりの値段
| モデル | 水深5mまで | 水深10mまで | 1gあたり |
|---|---|---|---|
| クリンチ フラッシュブースト | 18.5秒 | 37秒 | 59.5円 |
| エギ王 K | 15秒 | 30秒 | ― |
| ダートマスター | 16秒 | 32秒 | ― |
| クリンチ シャロー フラッシュブースト | 30秒 | 60秒 | 81.1円 |
| エギ王 K ディープ | 10秒 | 20秒 | ― |
水深5mで、ディープとシャローの差は20秒。3倍です。底を取る数えの長さがこれだけ違うので、タイプを替えたら数え直します。
ノーマル3本の差は小さい。5mで15秒から18.5秒、3.5秒の幅に収まっていて、どれを1本目にしても数え方は大きく変わりません。だから1本目は、沈む速さより値段の読みやすさで選びました。
なぜこの順位なのか
| 順位 | モデル | この順位にした理由 |
|---|---|---|
| 1位 | クリンチ フラッシュブースト | 3.7秒/m のノーマルで、1,130円と値段まで公式に読めた唯一の1本です。 |
| 2位 | エギ王 K | 22gはノーマルの中でいちばん重いですが、価格が公式に載っていません。 |
| 3位 | ダートマスター | 約3.2秒/m で2位と僅差ですが、オープン価格で値段を比べられません。 |
| 4位 | クリンチ シャロー | 6秒/m で2本目に向きますが、1本目にするには遅い速さです。 |
| 5位 | エギ王 K ディープ | 約2.0秒/m は5本で最速で、底が取りにくい日の3本目に回しました。 |
1位 シマノ セフィア クリンチ フラッシュブースト 3.5号|光る板が止まらない
中に反射板があり、メーカーの説明ではダートの最中だけでなく、フォール中や底で止めている間も板が揺れて光ります。止めている時間も仕事をする作り。うまい。素直にそう思いました。
気をつける所は1つ。沈下速度は、シマノが「参考値」と書いている数字です。1本目の基準を値段込みで決めたい人に向きます。
2位 ヤマシタ エギ王 K 3.5号|ブレないフォール
お腹の後ろにある透明の突起ハイドロフィンが、船の舵のようにフォール中のブレを消す、とヤマシタは説明しています。糸オモリを巻くディープ化、穴を広げるシャロー化もできる作りです。
微妙なのは、公式ページで値段が読めないこと。重い。22gあるので、少しでも遠くへ投げたい人に合います。
ヤマシタ エギ王 K 3.5号
楽天市場で見る3位 デュエル イージーQ ダートマスター 3.5号|根掛かりに強い針
形が独特です。針は適度に伸びるトリックフックで、デュエルは根掛かりが大きく減り、回収しやすいと書いています。エビに寄せた形と、足のパタパタフットライトも独特です。
気をつける所は、ほかの大分型のエギと形が違うこと。比べる物差しがそろいにくい。岩場で失くす本数を減らしたい人の1本です。
デュエル イージーQ ダートマスター 3.5号
楽天市場で見る4位 シマノ セフィア クリンチ シャロー フラッシュブースト 3.5号|2本目
6秒/m。ノーマルの1.6倍ゆっくり沈みます。シマノの記事では、春の大型のイカにはゆっくり沈むエギが効くと湯川さんが話しています。
微妙なのは、軽いぶん速いテンポのシャクリが苦手な所。シャクったら頭が下がるまで間を置く、と記事にあります。浅場の多い釣り場に通う人の2本目です。
シマノ セフィア クリンチ シャロー フラッシュブースト 3.5号
楽天市場で見る5位 ヤマシタ エギ王 K ディープ 3.5号|2026年10月上旬発売
出たばかりです。25gで約2.0秒/m、ヤマシタは水深10m以上の深場や、横風や潮でラインが流される日のためのタイプだと説明しています。シンカーには「3.5D」と刻んであり、箱から出しても見分けられます。
気をつける所は、エギ王 TR シンカーが付けられないこと。深場の多い磯や堤防に立つ人の3本目です。
ヤマシタ エギ王 K ディープ 3.5号
楽天市場で見るエギが重いほどテンポよくシャクれる理由
シマノの記事で湯川さんは、重いエギほどシャクった後に頭をすっと下げるので、速いテンポでも機敏に動くと話しています。
軽いエギは逆。頭が下がらないうちにシャクると、ダートせずに真っすぐ抜けたり、浮き上がったりする。沈下速度は、エギの動かし方まで決めている数字でした。
では、沈む速さを決めているのは何か。ヤマシタはエギ王 K のシンカーについて、糸オモリを巻けばディープ寄りに、穴を広げればシャロー寄りにできると書いています。
重さを足し引きするのはシンカーの側で、だから同じ号数でも速さが大きく変わります。
3.5号を投げる竿は、エギングロッドのランキングで8.3〜8.6ftの ML を6本並べました。6本とも3.5号が対応エギの範囲に入っています。
買わなくていい人
- 秋の小さいイカがねらいで、2.5号や3号を使う人
- ノーマルの3.5号を1本も持っていない人は、シャローとディープを先に買わなくていい
- 船からねらう人。船用の重いエギは別の種類です
よくある質問
エギ3.5号の沈下速度は何秒が普通ですか
ノーマルなら3〜3.7秒/m。エギ王 K が約3秒、ダートマスターが約3.2秒、クリンチ フラッシュブーストが3.7秒と公式に載っています。
シャローとディープはどう使い分けますか
基準はノーマルです。ノーマルを投げて、すぐ底に着いたり根掛かりが多ければシャロー、なかなか底が取れなければディープです。シマノの記事で湯川さんが、この順の考え方を紹介しています。
3.5号は何gですか
バラバラです。同じ3.5号でも18.5〜25gまで違います。ノーマルはクリンチとダートマスターが19g、エギ王 K が22gです。